フィナステリドは、アメリカで前立腺肥大の治療薬として開発されたのですが、臨床試験により脱毛症の人の頭髪の成長が確認されたことにより、AGAの治療薬として使用されるようになっています。日本では1年間の臨床試験により実に98パーセントに不変以上の効果が認められた後に、2005年の10月に厚生労働省に承認され同年12月から販売を開始しています。

フィナステリドは、AGAの原因物質であるDHTの生産に関与している5α還元酵素の活性を阻害します。この還元酵素は、前頭部から頭頂部にかけての毛根に分布しているので、AGAの薄毛もこの部分に集中しています。フィナステリドは、薄毛を直接改善する様な作用はありませんが、脱毛症を進行させていた原因物質の生産が抑制されることにより、頭髪は自然な状態へと回復することになります。

AGAは、DHTが生産されている限り進行します。この為に、放置した場合は前頭部から頭頂部にかけての頭髪は完全になくなる状態となります。頭髪は生命に直接関係のある部分ではありませんが、有るのと無いのとでは外見のイメージを大きく左右するので社会的な影響を受けることは避けられません。

フィナステリドが開発されたことにより、医療機関での薄毛治療も本格的に開始しています。しかし、命に直接関係がないということで、自由診療に分類されており、健康保険は適応されません。この為に、医療機関ごとに料金は異なっており、事前の比較検討が必要となります。

また、前頭部の薄毛を通常よりも安い料金で行うために、ジェネリックを購入するという方法もあります。先発医薬品の様に開発費をかけていないので、かなり安い料金で提供されています。